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	<title>月影郷 &#187; チャベス</title>
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	<description>‐ 行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張 ‐</description>
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		<title>独裁者に近づいた人、なれなかった人</title>
		<link>http://www.tsuki-kage.info/2007/12/be_and_not_be_dictator/</link>
		<comments>http://www.tsuki-kage.info/2007/12/be_and_not_be_dictator/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 03 Dec 2007 15:32:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>S.Yamada</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[チャベス]]></category>
		<category><![CDATA[プーチン]]></category>
		<category><![CDATA[国際]]></category>
		<category><![CDATA[政治]]></category>

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		<description><![CDATA[

非常に対照的な投票結果が、世界に向けて発信された。
「与党が圧勝、３分の２以上確保の勢い ロシア下院選」
「チャベス改憲案、小差で否決 「終身大統領」阻まれ打撃」
(いずれも、asahi.com)
前者はロシアのプー [...]]]></description>
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<p>非常に対照的な投票結果が、世界に向けて発信された。</p>
<p><a target="_blank" href="http://www.asahi.com/international/update/1203/TKY200712030001.html">「与党が圧勝、３分の２以上確保の勢い ロシア下院選」</a></p>
<p><a target="_blank" href="http://www.asahi.com/international/update/1203/TKY200712030330.html">「チャベス改憲案、小差で否決 「終身大統領」阻まれ打撃」</a></p>
<p>(いずれも、<a target="_blank" href="http://www.asahi.com/">asahi.com</a>)</p>
<p>前者はロシアのプーチン大統領、後者はベネズエラのチャベス大統領に関するニュースなのだが、同じ反欧米、強面、開発独裁（プーチンはちょっと違うか）という３点セットを売り物（？）にした大統領の、それぞれ明暗が別れた格好だ。</p>
<p><span id="more-132"></span></p>
<p>この二人のおっさん、とにかく反対派が大嫌いだ。テレビ局は潰すわ（チャベス）、反対派の記者とかを暗殺した疑いはあるわ（プーチン）、事実上の終身独裁を宣言しちゃうわ（チャベス）、あからさまに院政を狙っているわ（プーチン）、<strong>まあ、元・軍人とか元・諜報機関関係者とかをトップにすえると、調子に乗ると好き放題するわけだ。</strong>今、世界で、もっと好き勝手に暴れていいのは、アメリカ民主党のもっとも貧乏な大統領候補にして、孤高の辛口爺さんである、元・アメリカ陸軍情報要員でもあった<strong>マイク・グラベル</strong>ぐらいだ。この激烈に強烈な爺さんについては、このあたり参照。</p>
<p><a target="_blank" href="http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2007/05/post_9dcc.html">「異色のド根性大統領候補：マイク･グラベル」（暗いニュースリンク）</a></p>
<blockquote><dl>
<dt>司会者： </dt>
<dd>「グラベル議員、同じ質問です。イラク以外に合衆国にとって脅威となる国は？」</dd>
</dl>
<dl>
<dt>グラベル： </dt>
<dd>「<strong>重大な敵などいない。</strong>我が国に必要なのは、世界の国々に対し公平に対応することだ。それをやってない。<strong>我が国は世界の全ての国を合わせたよりも多くの金を防衛に費やしているんだ。一体何を恐れる必要がある？ブライアン、一体誰が怖いと言うのかね？わしゃ何にも怖くないぞ。</strong>イラクだって脅威ではなかった。それなのに侵攻した。全く信じがたい。<strong>軍産複合体は政府、株、石油を支配するだけでなく、わが国の文化まで支配している。</strong>」</dd>
</dl>
</blockquote>
<p>並みのアメリカの政治家は、脂汗かいてドン引きするくらいのことを、テレビの討論会で堂々いっちまう、まさに漢の中の漢。こりゃ、ヒラリーもオバマもかすむって話だ。</p>
<p>この爺さん大好きなんだが、もしこの爺さんがプーだのチャベだのと同じようなことをのたまい始めたとしたらやっぱり嫌いになるし、というよりも、多分本人が一番そういうのを嫌うんじゃないだろうか？というのは、俺の勝手な感想。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>近代になってから、誰からも登場を歓迎されなかった独裁者がいたとしたら、俺の不勉強なので、それは誰なのかを是非教えて欲しいのだが、俺の記憶が正しければ、最初はみんな大歓迎だった。ヒトラーだって、マルコスだって、金日成だって、チャウシェスクだって、ファンファン・・・じゃねえや、スターリンだって（笑。多分、現在でも残っている役職で、その命令によって最も人を殺し続けているアメリカ大統領だって、<strong>結局は民衆が支持したからこそ、彼はその命令を下せたんだぜ？</strong>おお、戦前、戦時中の軍部を圧倒的に支持してきたのも、我が国の国民だったわな。</p>
<p>施策が素晴らしいからとか、理念が素晴らしいからとか、そんな理由で一個人に権力を集中し続けてもいいことなんてありゃしないってことは、古代ギリシャ時代くらいからみんな分かっていたはずだ。だからあの時代はオストラシズム（陶片追放）なんていうシステムを考え付いた訳だよ。</p>
<p>みんな案外誤解しがちだけど、近代民主主義の本質は「性悪説」なんだよね。何故、憲法なんてものが必要なのか？何故、三権は分立するのか？何故、文民統制が必要なのか？何故、近代国家はリバイアサンという怪物に擬されるのか？</p>
<p><strong>正しいことを言い続けて、正しいことをやっていれば世の中が変わると本気で信じている人間がいるとしたら、ある意味そいつが一番危険な奴なんだということを、俺は声を大にして言いたい。</strong></p>
<p>いや、そういう奴が先頭に立ったとき、そいつを抑制するだけの力を持った奴も同じ立ち位置にいない時こそが、まさに暗黒の時代の始まりなんだってことは、もううんざりするほど歴史が証明している。</p>
<p>もう、プリミティブでナイーブな理想を追うのはやめようぜ？その他者依存的な知的・精神的弱さが、つねに数百万単位の人間を殺し続けていることを、もっとはっきり認識するべきだと思う。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そんなことを考えている俺にとって、チャベスをここまで許して、かつ途中でしっかりブレーキもかけたベネズエラ国民ってのは、偉いバランス感覚の優れた人たちだと思うし、そしてロシアという国が、どれだけ「強国ロシア・ソヴィエト」の幻に強く引き付けられているかということを感じる。むしろ、病的なコンプレックスなのかもしれないけど（無論、強権的な組織集票圧力があったのも分かっている訳で書いてます）。</p>
<p>で、サヨク諸君、プーチンへの非難はほっといてもするんだろうとして、チャベスのこともしっかり検証しようじゃないか。リベラルを標榜する以上は、<strong>プーチンがアンナ・ポリトコフスカヤ氏を事実上殺したことも忘れちゃいけないのはもちろんのこと、チャベスが民衆に向けて何度も銃を突きつけ発砲させたことを忘れてはいけないんだ。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<div style="margin: 0px; padding: 0px; display: inline; float: none;" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:ed27393c-4718-43ba-9f24-856582723d0c" class="wlWriterSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001E3CL4/genan-22/ref=nosim"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/B0001E3CL4.09._PE_SCMZZZZZZZ_.jpg" alt="独裁者 コレクターズ・エディション" /><br />
独裁者 コレクターズ・エディション </a></div>
<p>&nbsp;</p>
<p>こういう分かりやすい独裁者なんて、もう出ない。だからこそ、俺たちはしっかり目を見開いてなきゃいけないんだっていうお話でした。</p>

]]></content:encoded>
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		<title>チャベスの危うさ、民度無き民主主義の危険</title>
		<link>http://www.tsuki-kage.info/2007/11/chavez_venezuela/</link>
		<comments>http://www.tsuki-kage.info/2007/11/chavez_venezuela/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 25 Nov 2007 10:05:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>S.Yamada</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[チャベス]]></category>
		<category><![CDATA[ベネズエラ]]></category>
		<category><![CDATA[反米]]></category>
		<category><![CDATA[国際情勢]]></category>
		<category><![CDATA[民主主義]]></category>

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&#160;久々に政治ネタ、まぁ、控えていた訳ではないが、この件、どうにも引っかかっていたので。
ベネズエラのチャベス大統領と、それを巡る動き。日本の左派には結構受けがよかったが、最近急速に危険視する論調が出てきてい [...]]]></description>
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<p>&nbsp;久々に政治ネタ、まぁ、控えていた訳ではないが、この件、どうにも引っかかっていたので。</p>
<p>ベネズエラのチャベス大統領と、それを巡る動き。日本の左派には結構受けがよかったが、最近急速に危険視する論調が出てきている。あれだけ彼を持ち上げていた日本共産党も、一線を置くようになってきているのは、彼らの機関紙「しんぶん赤旗」での彼に関する記事の激減を見れば明らかである。</p>
<p>ベネズエラ国民の4割を占めると言う貧困層からの絶大な支持の元、「21世紀の社会主義」を掲げ、外交路線としては反米を掲げて、右肩上がりの原油価格高騰を背景に、国際社会でも特異な立場を築きつつある。</p>
<p><a href="http://www.tsuki-kage.info/wp-content/uploads/2007/11/chavez-casa-cropped-1111.jpg" rel="shadowbox[post-124];player=img;"><span id="more-124"></span><img width="188" height="260" border="0" align="left" src="http://www.tsuki-kage.info/wp-content/uploads/2007/11/chavez-casa-cropped-1-thumb111.jpg" alt="This file is licensed under a Creative Commons Attribution 2.5 Brazil License" style="border-width: 0px; margin: 0px 15px 0px 0px;" id="id" /></a></p>
<p>確かに聞いた感じでは面白そうな「おっさん」ではある。そのおっさんを支持する側の気持ちも分からないでもない。実際に彼はキューバなどをお手本にして、貧困地域に完全無料の病院などを作り、貧困層の雇用対策に対しても極めて熱心だと言うし、その成果は確かに上がっているようだ。</p>
<p>しかし、報道などでもご存知の通り、反対派に対する弾圧は常軌を逸していると言って過言ではない。反体制デモに対する武力鎮圧、政権に批判的なテレビ局への閉鎖圧力。それでも貧困層は彼が大統領を続けることを望む。</p>
<p>人間と言うのは、つくづく「飯を食うことが大事」なのだ。これは俺も同じ。100の御託よりも一杯の飯だ。</p>
<p>但し、一杯の飯に迷ったせいで、その後取り返しのつかない歴史の汚点を作り続けるのも人間であることを、我々は歴史を学ぶことで理解出来る。だからこそ、権力者、あるいは近代国家憲法と言う化け物に対して、憲法や民主主義という首縄をかけて、我々に奉仕させるという道を多くの諸国民が選択したはずだ。</p>
<p>このおっさんの気に食わないことは、支持を受けたらどんな原理原則を曲げても食い扶持さえ守ってやれば付いて来る層を、意識的に取り込んでいる点だ。民族主義的な意識に訴求している点も見逃せない。典型的なポピュリストの手法である。そして問題はいずれも論理的な整合性が全く皆無であることだ。この辺、小泉的手法に非常に似ている。</p>
<p>つまり、相手の民度の低さを完全に逆手に取った権力掌握技術を駆使していると言うべきだろう。</p>
<p>だったらアメリカがいいのか？といえば、限定的に「YES」と答える。権力者を抑制する権力の存在というものが、根本から揺るがされていない部分はまだ評価できる。とは言え、ブッシュ政権になってからはこの部分が非常に弱くなってしまったのだが・・・。ベネズエラの現在の状況とどっこいどっこいではあると言えるが、まだ内部告発や、権力衝突故の自浄作用がまだ働いているだけましなのは、あの国は、権力を一箇所に集中できるほど、単純な権力構成をしていないという点も重要だろう。</p>
<p>少なくとも、露骨な形での反対派の弾圧をした時点で、チャベスというおっさんは単なる独裁者志向の危険なおっさんであり、各論賛成総論反対という対象として、俺は捕らえている。</p>
<p>この弾圧を以って、我が国のみならず世界中の民主主義者は徹底的に批判するに値すると俺は考えている。</p>
<div style="margin: 0px; padding: 0px; display: inline; float: none;" id="scid:81867AAF-BB02-476b-AE5D-12BDAC2E750D:06697cfe-5443-4baf-ab4d-0ccc8aa42eb3" class="wlWriterSmartContent"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861820804/genan-22/ref=nosim"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4861820804.09._PE_SCMZZZZZZZ_.jpg" alt="チャベス―ラテンアメリカは世界を変える!" /><br />
チャベス―ラテンアメリカは世界を変える! アレイダ ゲバラ </a></div>

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