月影郷

‐ 行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張 ‐

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らーめんの超人@北斗市

2007-12-31 (14:03) | 何食う人々? | By: S.Yamada

今年最後のラーメンレビューである。

そしてその最後のレビューがよりにもよって我が地元のラーメン屋になるとは、想像だにしなかったのが正直な感想だ。

それも単に地元というよりも、実家の近所、それもかなり近所というあたりがなんとなく微妙な感じではある。

とは言え、家人がその店に行くことは殆どなく、そういう意味では近所ということでの利害関係が一切ない。

地方の、それも北海道のラーメン業界の事情は知る由もないのだが、個人的な感想を述べさせてもらえば、地方別のラーメンブランドを確立させようと必死だなあという感じだ。先行している札幌の味噌ラーメンに続き、旭川の醤油、函館の塩(「しお」を変換したら真っ先に「潮」が出てくる俺のPCはちょっと変態すぎやしないか?・笑)、それに加えて何やら釧路だのなんだのが色々名乗りを上げているようだ。

函館の塩ラーメンの歴史は何気に古いらしい。函館は幕末から開港していた港町であり、その関係で白ロシア人(社会主義化以前のロシア人)と、華僑が非常に多かった。このことが函館を函館たらしめているわけだが、当然彼の国の料理なども多数入ってくることになる。

北海道で最も古い洋食屋に、五島軒という店がある。ここは創業者がロシア正教会の神父から色々教わって始めたとか何とか。つまり、ロシアの文化の影響を強く受けている部分があるということだ。

一方、関帝廟を持った中華会館なる建物を作るくらいだった在函の華僑たちの影響も見逃せない。というよりも、函館の塩ラーメンの源流は、実はここにあるという。故に本当に古い形の函館の塩ラーメンなどは、どんぶりの底が透けて見えるくらいの透明度を持ったとりがらベースのシンプルなもので、それはようするに中華スープみたいなものだったりする。

原理主義的なことを敢えて言えば、なんかごてごてといろんなものを突っ込んだラーメンは、そもそも函館の塩ラーメンとは全く違うものであり、今日出回っている函館の塩ラーメンなるものの殆どは厳密な意味での「函館の塩」ではないことになる。

・・・・・・またも俺節が炸裂してしまったわけで、さっさとレビューを書けとのお叱りの声も聞こえてきそうなので、さっそく書きましょう。

071231-123054 店の外観の写真を撮り忘れたのであれなんだが(すぐに撮りにいけるのだが、あいにく吹雪いて来た)、見た目は吃驚するくらいに「民家」である。というか民家そのものであり、店主とその家族がここに住んでいるのだが。

店内も非常にアットホームというか、雰囲気は決して悪くない。実はここは「らーめんの超人」本店であり、函館駅前のワコー地下一階に支店があったりする。そしてどういう訳だか、店主はその支店に詰め、ここ本店は多分店主のお母さんが厨房に立っているのだ。微妙といえば微妙な話だ(笑。

071231-123109 メニューはこんな感じである。俺に言わせれば、若干高い。500円台のものが無いというのは、「たかがラーメン、されどラーメン、けどやっぱりたかだかラーメン」を根本原理とするラーメン原理主義者の俺としては、うーむとうなってしまうところだ。

実際、近所のラーメン屋と比べても、値段は決して安いとは言えない。つまり、うちの界隈でのラーメン相場からは完全に浮いた存在となっているのだ。

別に弁護する訳ではないが、これには事情がある。

071231-123126 実はここのラーメンの特徴に、いわゆる「無化調」というのが挙げられるからだ。ラーメン好きならぴんとくるだろうが、いわゆる化学調味料を一切使っていません、という奴だ。

前にも何かで書いたのだが、ラーメンというものは決して体にいい食べ物ではない。製麺する場合に使うかん水自体に、即効性の肝機能低下を引き起こす作用があることは、意外に知られていない。つまり、飲んだ後のラーメンなんてのは、間違いなく二日酔いコースまっしぐらだったりするのだ。

そしてそのラーメンに使われる調味料なんていうのは、当然化学調味料を使って味を作っていくのが手っ取り早く、かつ単価あたりもそこそこ安くなる。

なにより我々自身の舌は驚くほどに化学調味料の強烈な味に支配されているのだ。どんな食べ物でも、味を最も単純な分類に分けるとしたら「しょっぱい」「あまい」である。つまり、ラーメンという食い物というのは突き詰めるとどうしても「しょっぱい」になってしまうのである。

そんな舌をしている我々にとって、無化調というのは大変ありがたいし、これが本来の味なんだろうと納得して食べても、実は値段的にも味的にもいまいち満足感が薄くなってしまう場合が多い。当然、化学調味料を使わないのであれば素材で勝負するしかなく、調理単価が上がるし、まともな値段で出そうとしたら量を減らすなどが必要になる。素材の味を出すことになるので、化学調味料的強烈さは無くなる。これをどう克服するのか?

071231-123341 これが同店のチャーシュー塩ラーメン大盛(850円)である。めんは縮れた細中麺(?)、スープは先ほどからしつこいくらいに書いた「底が見える中華スープ風」をかろうじて守っている。チャーシューは幸いにして俺の嫌いな「角煮」タイプではなく、ほろほろと崩れるくらいにしっかり煮〆たチャーシューである。デフォルトで半熟煮卵がついてくるのは嬉しい。

さて、問題はそのお味。先ほど無化調のラーメンの問題点を挙げ]
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Comments

Comment from コヘイ
Time 2008年1月5日 at 4:27 AM

あけましておめとし。

超人ラーメンは上磯を通過するときは
いっつも深夜で入れた事ないなり。

Comment from S.Yamada
Time 2008年1月21日 at 12:09 AM

明けましてお目出度くもありません。

あー、深夜は無理だろうね、市内の支店でも。まぁ、深夜ドライバー向けラーメン屋も山ほどあるし、その辺で手を打ってくれ。

れすおそくてごめんねー。

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