インフラ屋という仕事
畏友Ayasのエントリ「そっか、インフラ屋ってあれなんだ」を読んで、ちょっと考えてしまった。
かく言う俺もインフラ屋である、はず。Ayasによれば、インフラ屋とは配管工であるというのは非常に面白い喩えだと思うし、結構鋭いと思う。
俺の仕事はインフラはインフラでも、ネットワークインフラな訳であり、輪が業界のインフラ屋には、実はいくつかの階層、レイヤがある。一般にOSI参照モデルと呼ばれるネットワークモデルがあり、インターネットの技術はおおむねそのモデルによって作られていると言っていい。
ネットワークインフラ、それも俺がやっているようなルータがどうのこうのとかは、スイッチグンハブやLANケーブルや光ケーブルなどをいじくっている物理インフラと、サーバだのアプリだのやっているコンテンツインフラ屋(というのか?)の中間にいる。まぁ、中途半端といえば中途半端だ(笑。
Ayasが言っている配管工の喩えと、俺が考えているのはちょっと違う。
俺の爺さんや親父が、土木建築関係の職人なのでよく分かるのだが、パイプだのねじだのボルトだの、あるいは塗料だとか、電線とか、材木とかに至るまで、これはそれぞれに別会社が製造し、そしてまた別の会社が販売している製品なわけだ。
ものを作っている人たちのことをメーカー(製造者)といい、それを売る人たちのことをベンダー(供給者)と言う。そしてそれをまた転売する人たちのことをリセラー(再販者)、なわけで。量販店などもリセラーだわな。
一方で、なんらかのシステムによって問題を解決したいエンドユーザがいて、それに対して「このシステム使ったら問題をソリューション(解決)できますよ」と提案する人たちがいて、これをシステムインテグレーター、まぁいわゆるSI、またはSIer(導入者)と言うわな。
この中でいくと、ネットワークインフラ屋の居場所というのは、大体SIerのなかに位置する訳だったりするし、ベンダー側の中にもいたりする。ベンダー側のネットワークインフラ屋は、SIer側のインフラ屋の相談役であり、時として一緒に設計したり、検証、構築したりする訳である。
つまり、配管工というのは、パイプやらなにやらを仕入れてきて、パイプを組み合わせて客が求める配水/排水システムを作り上げるのが仕事なのだ。そしてこれは、そのまんま、ネットワークインフラ屋の仕事に当てはまる。
この喩えでいくと、パイプを作ったり、弁を作ったりする人たちがプログラマなどを抱えたハード・ソフトメーカーであり、どんな水を流してどんな風に使ってもらうかを考える人たちがアプリ屋、あるいはコンテンツデザイナーなんだろうと思う。
インフラ屋ってのは、ある意味パズルをやるプロみたいなもんだ。それも、決まった絵柄に行き着けばいいというわけではないってのが、厄介なところ。そういえば、世界で一番有名な配管工の最初のゲームも、結構パズル色が強かったなあ。
ちなみに俺は、ベンダー側のネットワークインフラ屋で飯を食っているのだが、電話・音声関係もやっているので、アプリ屋でもあると言える。まぁ、なんでもありなんだけどね(笑。
というかんじで、ふと考えたことを書いてみたが、どうだろうか。
Comments
Comment from S.Yamada
Time 2007年11月12日 at 2:13 PM
返事遅れてすまん。
まぁ、ベンダー側とリセラー側とか、SIer側って、一概に区別できないしね。大抵みんなでやっちゃってるからねぇ。
水よっか、蕎麦とかのほうが面白くね?
Comment from Ayas
Time 2007年11月8日 at 1:38 AM
違いの部分は、ベンダー側(水道管を売る側)にもインフラ屋が居る、というところだろうか。なかなか一分野のことを、別のもので全部包括する例えって難しいね。
#どんな水を流すか・・北海道産牛乳なんていかが?