アシモに負けるなプロメテ!雨の日も大丈夫なんだって

なんすか、また進化したのかいな。今度は防塵・防滴性を強くしたとな?
はい、篠原重工じゃなくて川田重工の人間型ロボットHRP-3 Promet Mk-IIでございます。知る人ぞ知るというか、プロメテについて知らない人でもどこかで見たことのあるデザインだなあ、とか思ったでしょう?
まんま「パトレイバー」じゃねーかって思ったそこの貴方、そうあんたのことだよお客さん!!!そりゃそうですわ、デザインしたのが出渕裕さんだもん。彼のメカニックデザインでも特徴的な穴も開いているでしょう?いわゆる“ブチ穴”。
「見るものに与える心理的影響まで考慮した・・・」なんてナレーションが聞こえてきそうなこのロボット、人型二足歩行機械と言えば本田技研のASIMOが有名だけど、見た目のかっこよさとか、ある意味でちゃんと「工業機械」として意識しているプロメテシリーズのほうが、俺は好きだったりする。
では、こいつのスペック、仕様をちょいとご紹介。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
| (http://www.kawada.co.jp/mechs/mk-II/index.html) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
本当に、これで、超伝導モーターとかが実用化され、アクチェーターとかに使われたりしたら、こいつらもっと進化するんだろうね。力仕事とかを手伝わせるのに、人型二足歩行機械と一緒に出かけたり作業するとしたら、どれだけの人たちが助かるだろうか。
なんか嫌なことばっかりあるこういう時代だからこそ、たまにゃこういう話題で夢を見て見たいもんだよね。
ちなみに、昔からある議論として「人型汎用機械が人間の労働者にとって変わる」という懸念は、俺はまだまだ低いと思っている。むしろ、設備投資にお金をかけることが出来る現場では、労働者を過酷な単純労働から解放したと考えることも出来る。もちろん、その単純労働を生業にしていた人々は別の仕事をせざるを得なくなったのも事実だけどね。
けれど、ロボットがタダで提供されるのでなければ、導入する側は必ずコストとリターンを考えるはずだ。なんでもかんでもロボットを投入すれば生産性があがるんだ、だなんて考える奴は今時、そしてこれからもいないだろう。
なんかこう書くと、ヒューマニズム云々って話になりそうだがそうじゃない。
人とロボットではコストの掛かり方が違うということを言っているのだ。色んな考え方があるだろうが、ランニングコストを選ぶのか、イニシャルコストをとるのか、という話に結局は行き着くだろう。人間の場合は、イニシャルコストはそれほどではないが、ランニングコストが掛かるだろうし、ロボットに関して現状は莫大なイニシャルコストが掛かる。もちろんメンテナンスコストもそれなりであろう。
そしてさらに大きな問題として「不気味の谷」がある。
人間は、人間にもして作られたものに対して「なんか不気味だ・・・」と思う心理を持っている。これが「不気味の谷」と呼ばれるものだ。つまり、人間の傍で実際に稼動するロボットは、基本的に人間と区別される見た目の方がいい、ということだ。なまじっか人間に近いと、そのことだけで人間に拒否反応を催させてしまうことになる。そういう意味では、ASIMOやプロメテのデザインは正しい。
いやはや、とりあえずこの人型ロボットの更なる進化、非常に面白い。